Webディレクターの育児ブログ

東京でWebディレクションの傍ら、初めての育児を綴ってみます。

杉山産婦人科 無痛分娩 体験レポ

自宅から近いこともあって、東京都の杉山産婦人科にて無痛分娩で出産しました。

無痛分娩の希望は比較的早めに出す必要があったので、入院の予約時に伝えておき、あとは受付の方の指示してくださる通りに手続きを行いました。

無痛分娩説明会に出席しないといけないのですが、出席したところで時間も限られていて、結局詳しくわからなかったので、こちらのサイトを参考にしました。

妊娠35週目くらいになってから毎週の妊婦検診のなかで、「予定日より遅くなるかも」と先生に言われていたのですが、予定日前週の検診で子宮口の開きを確認してもらい「意外ともうすぐだね、この感じだと月曜(数日後)入院だね、あさってまた来てね」となり、2日後に来院したところで入院日が確定。

親に連絡したり、荷物をまとめたり、食べたいものを食べておくなどして入院に備えました。この間、破水や陣痛などは一切ありませんでした。

 

当日以降の流れはこんな感じ

【入院当日】

14:00 入院、部屋や備品の説明、血圧測定
14:45 主人いったん帰宅
15:00 部屋のパジャマに着替え。備品の産褥ショーツをつける。 → 以降はスマホやハンカチを入れたミニバッグを持ち歩き、院内と部屋を行ったり来たりします。
15:10 NST
15:50 浣腸
17:00 内診、カテーテルを背中に入れる、点滴(水分?)の管を腕に入れる
18:00 夕食、歯磨き
21:00 バルーンを入れる、NST
22:20 抗生剤を服薬
23:30 部屋で就寝

 

【入院2日目】

0:30 寝つけず起きて読書
3:00 腹痛 → いま思えばこれが陣痛だった。3分おきに痛くなるので、ナースコール。自分の足で階下に降りてこいと言われ、途中這いつくばって向かう。しかも部屋に忘れ物をして再度行き来した…。念のため洗顔と歯磨きもしておきました。
4:00 LDRにてNST → ずっと痛みに悶える。
5:30 麻酔開始、点滴開始、血圧測定 → 一気に痛みがひき、眠くなり小刻みにウトウトする。
7:30 導尿
8:50 子宮口が6センチと言われる。痛い気がするので麻酔追加をお願いする。
9:30 子宮口が7~8センチと言われる。
10:00 導尿
10:10 痛い気がするので麻酔追加をお願いする。
10:30 主人到着
10:50 子宮口が10センチと言われる。もうしばらくしたら産みましょうとのこと。
11:30 導尿
11:45 分娩開始
12:00 出産、LDRにてそのまま待機
14:00 点滴終了、車いすで部屋に戻る
15:00 麻酔が切れてきて、股がかなり痛く、痛み止めを服薬。主人の両親お見舞い。
18:00 夕食
20:00 主人帰宅
21:00 痛み止め服薬

 

【入院3日目】

0:30 就寝
4:00 痛み止め服薬
6:00 二度寝
7:20 血圧・体温測定
8:00 朝食

以下は、産院のスケジュールに沿って暮らす。

 

私の場合は、入院当日に入れたバルーンがきっかけで陣痛が自然に起こったので、陣痛誘発剤は使いませんでした。どんな流れで分娩にいたるかよくわからないままだったので次に何が起こるか不安で、ずっとスマホで検索していました。

 

陣痛後は産まれるまでずっとLDRにいました。その間、先生や助産師さんが都度出入りして様子を見に来てくれました。

麻酔は頼めばすぐに追加してくれます。LDRにきて点滴をつながれてからは身動きが全く取れないので、要望があれば何でも口に出して言ったほうがよいです。何でも親切に対応していただけました。

麻酔を打ってからの痛みはまったくなく、痛みと言えば、夜中3時~5時の陣痛のみ体験しましたが、それだけでも自分にはかなりきつい生理痛(立てない)くらいの感じで、自然分娩など絶対無理だと思いました…。

 

麻酔が効いている間もNSTで子宮収縮のゲージが上下していて、「あー今相当痛いんだろうなあ」と眠いなかぼんやり考えている余裕がありました。

ゲージが振り切れるくらいの収縮になったら、子宮口がかなり空いている状態になっていて、そのまま分娩の流れになりました。

 

分娩準備はすべて助産師さんがしてくれます。両足を器具に乗せて、足が汚れないように専用のペーパーで巻いて…。先生が現れて、いきみの練習を促されて、先生の合図でうんちと同じようにいきみました。途中、「会陰切開しますね」と言われ、お股を切られた感覚がありました。赤ちゃんがうまく出てこれないので吸引するか麻酔を切っていきむか聞かれましたが、麻酔を切るのは最終手段かなと思い、吸引を選びました。

 

結果、産む作業自体は15分もかからず終わり、カンガルーケアをされている間、先生が冷静にお股をチクチク縫ってくれました。先生に「満足いくお産でしたか?」と聞かれ、この状況下で「いいえ」と言う人もいないだろーと思いつつ、安産だったのでもちろん「はい!」と答えました(笑)。赤ちゃんは計測にまわされ、その様子をテレビモニターで見ることができました。

体調が急変するといけないらしく、2時間ほどLDRで休憩して、部屋に戻りました。

 

麻酔が切れたあと、だんだんお腹やお股がジンジン痛み、痔にもなっていて…。この、後陣痛が思いのほか痛かった…。あとで乳房も張って、とんでもなく痛くなります。これも正直に痛いと要望を伝えると痛み止めをくれたり、アイシングを貸してくれたり、入院後の薬を用意してくれたりしたので、何でも相談しておくとよいですよ。

 

先生も助産師さんもお部屋のスタッフさんも、皆さんとっても親切でプロ意識の高い方々でした。杉山産婦人科の無痛分娩、最高でした!